ベイブレードを愛しています、妻の次に

ベイブレードバーストの記事、読みたいけど探してみると意外と少ないようなので、自分で書くことにした。

プライムアポカリプス.0D.Ul'

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~はじめに~

この記事を含む、本ブログの文章構成等について、了承いただきたい事項があります。

下記記事内、「~はじめに~」の記載を予めご了承の上、この記事をお読みいただけますと幸いです。

https://omochadaisuki.hateblo.jp/entry/2019/12/28/141016

 

以下、本題。

 

もはや毎年恒例となった、クリスマス商戦に向けた高価格帯セット商品の2019年版、「GT改造(ガチンコカスタマイズ)セット」に収録された、GTシリーズ2大ラスボスベイのひとつ。ベイブレード「バースト」なのにバーストしない、「無限ロック」機構搭載ベイ(余談だが、前シリーズ「超Z」にて、同じ位置付けのセット商品「超Z改造セット」及び同時発売の「超Zヴァルキリー.Z.Ev」にて、これも「バーストしない」を謳う「超Z覚醒」機構が登場している。それでいくと、次期シリーズでも同時期[10~11月頃]に、また新しいアプローチでの「バースト無効化」機構が登場するのかもしれない。楽しみ。)。

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■パーツ構成

レイヤー:プライムアポカリプス

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「無限ロック」機構搭載レイヤー。アタックタイプ。無限ロック機構搭載の都合か、GTレイヤーシリーズの中では異例の、これ以上分解できない構造になっている(アニメ劇中にて、「チップ・ウエイト・ベース一体型のGTレイヤー」と表現されていたと思うが、それはもはや超Zレイヤーではないのか、とは誰もが思っている筈)。

デザインについて。「レイヤー中央を巨大な剣が貫いている」「剣の切先が攻撃時の打点になっている」点で、過去シリーズに登場したエクスカリバー」を想起させる。

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(手元にある)歴代エクスカリバーと。右から、ゼノエクスカリバージーエクスカリバーバスターエクスカリバー、プライムアポカリプス(初代エクスカリバーは未所持)。こうして並べてみると、同じ「剣モチーフ」と言っても、印象が異なることに気づく(もっと似ていると思っていた)。歴代エクスカリバーの剣はシャープなのに対し、プライムアポカリプスの剣は大剣といった感じの幅広のフォルム。加えて、プライムアポカリプスは切先と剣身が物理的に分離しているように見える(実際はひとつながりのパーツだが、段差でそのように見えてしまう)ことにも起因していると思われる。

無限ロックの仕組みについて。

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レイヤー裏面。写真中央のロック部分が、ドライバーを保持したままフリー回転する構造になっている。それによって、レイヤーは、条件(後述)が整わない限り延々と回り続けるだけで、バーストに至らない。ちなみに、同じ無限ロックでも、プライムアポカリプスはレイヤーの回転にクリックが入っている(カチッ、カチッと止まる箇所がある)のに対し、レガリジェネシスはクリック無し(手動でレイヤーを回すと、ヌルッと動く感触)。

無限ロックが解除される条件について。

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写真中央の突起部分独立したパーツになっており、これが押し込まれた状態になると、フリー回転ロックパーツの回転が固定される。その状態でレイヤーにダメージを加えると、バーストされる。ただし、この突起が押し込めるのは、

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レイヤー中央部分が赤いときだけ。

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ここが赤くないとき、突起パーツは押し込めない構造になっているため、無限ロック状態になる。なお、赤くなるタイミングは、レイヤーが1回転する間に2回ある。

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突起パーツが押し込まれた状態。

まとめると、無限ロックレイヤーをバーストさせる条件は、

①レイヤー中央部のマークを赤にさせる(まで攻撃を加える)

②「無限ロック解除スイッチ(突起パーツ)」に攻撃を加える

この2つの条件が整ったとき、無限ロック状態が解除され、バーストされる。が、当然、狙ってできることではない。攻略法(あくまでバーストフィニッシュにこだわるなら)としては、とにかく相手と接触する回数を増やすように、ドライバーとシュート方法を選択することかと。

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重さは約26g

 

ディスク:0(ゼロ)

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フレーム対応のコアディスク。重量があり(コアディスクの中では、後発の00[ダブルオー]に次ぐクラス)、形状もバランスが整っているので回転が安定する印象。再録されまくりの優秀なパーツ。

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重さは23g台中盤。

 

フレーム:ダガー

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大きな2つの刃で攻撃をサポートするフレーム。エクスカリバーを想起させるプライムアポカリプスに、ダガーフレームの組み合わせは、コンセプト的にベストマッチダガーフレームの初収録は、「超Zトリプルブースターセット」の色違いZアキレスだが、実質、バスターエクスカリバーの強化パーツの位置付けだった印象。アニメでバスターエクスカリバーに装備されていたようなので[当時の私はアニメ未チェックだったが])。

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重さは2g台中盤。

 

ドライバー:アルティメットリブートダッシュ

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アタックタイプのギミック系ドライバーアルティメットリブート」が、ダッシュ(ロック部分のバネを固いものに変更)されて、新パーツとして収録。

ギミックについて。一言で言えば、2度暴れる(だから、リブート=再起動)。

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シュート直後~序盤は、遠心力により写真矢印部分のパーツが外側に開く。それと連動し、中央の赤い細めのフラット軸が飛び出すため、それによって適度に暴れる

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中盤~終盤、遠心力が弱まると、開いていたパーツが閉じる。それに連動して、飛び出していた軸が引っ込む。このとき、軸の根元部分巨大なホールフラット軸としてスタジアムに接触する。更に、この部分がラバー素材のため、スタジアムを強力にグリップし、より大きく暴れる

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重さは、8g台中盤。

 

■回っているところ

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写真では、動き回らず写真が取れるよう、プライムアポカリプス.0.Brの組み合わせで回している。余談だが、バーストされない無限ロックとベアリングドライバーの相性は、プライムアポカリプスに限っては、確かにバーストはしないが、そこまで凶悪ではないという印象。理由は、レイヤーの形状が楕円に近いからか、スタミナにやや難ありのため。ベアリングの粘りを最大限生かしきれない。

 

■使ってみて感じたこと

◯全然バーストされない

ガリジェネシスと違って。レイヤーがバーストされる条件が揃っても、ドライバーがダッシュだからか、最後の一撃がよほど強く決まらないとバーストされない印象。謳い文句どおりの性能

◯相手をバーストもしない

エクスカリバーを想起させる見た目から期待していたが、使ってみた感じ、相手をバーストすることは少ないようで、残念。。。やはり無限ロックのいなしは、自分自身の攻撃もいなしてしまう印象。

◯アルティメットリブートはロマン

良くも悪くも(ロマン肯定派。強さが伴っていないとしても)。ギミック自体は確かに発動している(動きの変化でわかる)。が、序盤の細めのフラット軸では暴れ方が大人しく中盤~終盤のラバーホールフラット軸では、スタミナ消耗により、やはり大人しめの暴れ方。「2度暴れる」のは確かにそうなのだけれど、アタックタイプとしては力強さが足りない印象。

◯カチャカチャ触るのが楽しい

レイヤーもドライバーもギミック系なので、回さずとも触れていじるだけでも楽しい。無限ロックを延々と回したり、アルティメットリブートを手動で開閉して軸の伸縮を眺めたり

 

■総じて

同時収録のレガリジェネシスと比較すると、「電動ドライバー」のインパクトこそ無いものの、無限ロックの仕上がりはプライムアポカリプスに分がある(レガリジェネシスは、条件が揃ってなくてもバーストする)ので、総合的な満足度は同等に思えた(ただ、仮に、どちらかしか買えないと言われたら、即断でレガリジェネシスを選ぶ。やはり電動ドライバーに触れたい気持ちは何にも勝る)。強さはそこそこだけど、愛着の湧くベイといった印象。レガリジェネシスと同時収録でなければ、もっとインパクトがあったかもしれない、と思う。愛着がある分、ちょっと可哀想な立ち位置にいるベイに思えてきた。私は好き

 

以上、プライムアポカリプス.0D.Ul'でした。