ブレイブヴァルキリー.Ev' 2A
■はじめに
前回、インペリアルドラゴンで更新して以降、ブログの更新を行っていませんでしたが、ベイブレードバーストの新製品は追いかけ続けていました。当然、超王(スパーキング)レイヤーシリーズも入手し、スタート時の3機種(スーパーハイペリオン、キングヘリオス、グライドラグナルク)についても記事に着手していましたが、満足いくものが書けず、書きかけのまま放置していました。今になって(ランダムブースターvol.21入手時点)、書けなかった理由がわかり、同時に、「書きたいものを、書きたいときに、書きたいように書く、だけでよい」と思えるようになりました。なので、タイミングはちぐはぐですが、しれっとブレイブヴァルキリーから、私の超王ベイレビューを始めます。
■パーツ構成-概要
◯レイヤー:ブレイブヴァルキリー2A
◯ドライバー:Ev'(エボリューションダッシュ)(※私の使用により覚醒済。ヨゴレててごめんなさい)
■パーツ構成-詳細
◯スパーキングチップ:ヴァルキリー
…デザイン:ゴッドヴァルキリー(私は未所持)から続く、ヴァルキリーの正面顔。今回、左頬にワンポイント(使用ブレーダー=蒼井バルトの左頬のマークと同じ模様。余談だが、あのマークはタトゥーなのか何なのか、気になる。。。)が入っている。もう少し中心から離れていた方が良い気がするが、(私のヴァルキリーの)個体差の問題なのかも。
…チップコア:レッド。ブルーのヴァルキリーチップに非常によく似合っている。
…性能:ロックの「数」が減る(ドライバー保持部分の爪の「弧」が短い)代わりに、「固さ」が増す(ドライバー保持部分の爪の「厚み」が厚い、もしくは保持部分の「全高」が低い。いずれにしても肉眼では識別できなかった。。。)よう、形状が調整されている。前シリーズ=「GT」でのヴァルキリーチップの性能を(超王仕様に合わせた上で)踏襲したものと思われる。「固さ」については、正直なところよくわからない(私の体感では)が、「数」については、実際に2Sシャーシ(ミラージュファブニル付属)等で試すと、4ロック→3ロックに変化するのがわかり、「よく出来ているなぁ」と感心する。
◯リング:ブレイブ
…デザイン:ヴァルキリー伝統の3枚刃かつアッパー刃。3枚の刃の間は、イエローのラバーパーツで構成。ブルーとイエロー、そしてステッカーのレッドの配色が、「カ、カッコイイ。。。」と思わせる。
…性能:イエローのラバーパーツは、(デザイン的なカッコ良さに留まらず)攻撃性能に寄与する、しかも2つの性能(側面)を持つ、という触れ込み。1つ目は、ラバーの摩擦で相手のレイヤーを捉える(≒ジャッジメントジョーカー)能力。2つ目は、3枚の刃の根元のラバーの弾力により、3枚刃それぞれが独立して可動するバウンド刃になる、というもの。
…実際のところ:上記の性能は、あくまで「触れ込み」レベルと思われる。ラバーが硬い(仕様)ため、ジャッジメントほど摩擦は大きくなく、またバウンドと言えるほど可動もしない。
◯シャーシ:2A
…概要:右回転専用ダブルシャーシ。2番目のアタック(Attack)タイプのシャーシだから、2A。
…性能:3枚の刃がラバー製で、相手のレイヤーを捉える。こちらはブレイブリングより柔らかいラバーのため、触れ込み通りの性能を発揮する気がする(相手に当たれば。位置がリングより低いため、相手に確実に接触できるかは運or技術次第)。また、ロックの山は、固そうな(高そうな)山が2個。前シリーズ「GT」でのヴァルキリーチップのロックの山と非常に良く似ている。
◯ドライバー:Ev'(エボリューションダッシュ)
…概要:「背の高いヴァリアブル」ことエボリューションが、ロックのバネが固くなるダッシュ化して再録。
…性能:私のものはすでに覚醒済(元々あった粒状のモールドがすり減って消滅。あとヨゴレが付着)。覚醒前後で動きは大きく変わるが、「覚醒ありき」のパーツ(私見)と思われるため、敢えて覚醒前の性能には触れない。覚醒後は、極太のラバーフラット軸となり、スタジアムを暴れまわる。また、比較的背の高いドライバーでもあるため、前述した2Aシャーシのラバー刃を相手レイヤーに当てにいくのにも一役買っていそう。
■回っているところ
…レッドを中心に、イエローとブルーが層のように重なり、とても美しい。
■補足
◯説明書には書いてないけれど:モードチェンジ
…リングのブレイブは3枚刃(奇数)、シャーシの2Aも3枚刃(奇数)。ということで、組み付ける向きによって、レイヤー完成時の形状が変化する。超王シリーズ特有のモードチェンジが、このレイヤーでも行える。
これがデフォルトの組み付け方。ブレイブリングの3枚刃と2Aシャーシの3枚刃の位置が一致した形状。
こちらがリングとシャーシを180°反転して組み付けた状態。リングの3枚刃の間から、シャーシの3枚刃が覗いている形状。
…性能:机上論的には、デフォルトの方が一撃の威力が高く、モードチェンジの方が細かく連打を与える、とでも言うのだろう。一方で、モードチェンジの方はリングのラバー部分よりシャーシのラバー刃がせり出ているため、リングのラバー性能の一部を潰してしまっているようにも思える。
…実際に使ってみて:そこまで大きな性能の差は見受けられなかった。
…見た目:デフォルトの方が好み(私見)。モードチェンジの方は、丸くでっぷりとしてしまう印象。
■総評
◯カッコイイ:配色と形状が男の子心をくすぐり尽くし、問答無用にカッコイイと思わせる(私見)。
◯ロマン:リングとシャーシにそれぞれ大量のラバーを搭載。「アタックタイプならやっぱり相手をバーストさせて勝ちたい」という願望に、アタックタイプの元祖であるヴァルキリーでそれを実現させる、というところに、大きなロマンがある。実際のところは、バーストフィニッシュはほぼ起きず(超王シリーズになってバーストが本当に貴重な現象になった。ただし、グライドラグナルクを除く)オーバーやスピン(覚醒エボリューションの謎の粘り)での勝ち方が多いものの、やはり「理想的な勝ち方をできるポテンシャルを秘めている」というロマンは、機体への愛着を増してくれる。
以上、「ブレイブヴァルキリー.Ev' 2A」のレビューでした。
今回も、寝るときに枕元に置いておきたくなる、愛すべきベイでした。