ベイブレードを愛しています、妻の次に

ベイブレードバーストの記事、読みたいけど探してみると意外と少ないようなので、自分で書くことにした。

【参戦してきた】ベイブレードX、エクストリームカップ_G1_予選トーナメント

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◼️はじめに

…久しぶり(約1年超)のブログ。

…その久しぶりの間に、ベイブレードはバーストからXに世代交代しましたが、今回はそのベイブレードXの大会に行ってきたよ、というお話です。

 

◼️大会概要(予選トーナメント)

◇日時…2023/12/09(土)、終日

◇場所…都内某所(大会参加者[事前抽選]限り)

参加者数…最大512名

◇予選通過者数…計16名(A〜Dの4グループに分けた後、各グループから上位4名ずつ)

◇その他…参加者は、任意の同伴者(1名まで)と一緒に入場可。なお、当日参加者に欠員(キャンセル等)が出た場合、同伴者の中から抽選で参加者を選出する場合がある。

 

◼️私について(事前抽選〜参戦まで)

…事前抽選結果:落選orz

…あるとき、何気なくX(旧Twitter)を「G1」で検索かけて眺めていると、「当選報告」(嫉妬。。。)に混じって、「『同伴者パス』をください」という意のポスト(旧ツイート)を発見。

…その手があったか!

余談:HUNTER×HUNTER、G.I編にて、正攻法でG.Iを競り落とせないと悟ったゴン達が、G.I落札者が募集するであろう「雇われプレイヤー」に選出される方針に舵を切った際の心境も、このようであっただろう。

…試しに、「G1、同伴」でX検索をかけてみたところ、「ゆるぼ」として同伴者を募るポストを発見(募集主:Aさん)

…速やかに、「まだ決まってないですか、決まってないなら、私、行きたいです、すごくの意のポストを返信。

「決まってない、了承」の意のDMをいただいた。やったー‼︎

…そして当日。Aさんと無事に合流し、同伴者として入場。「当日抽選」にエントリーし、結果を待つ。。。

私の抽選番号は、「5。ここからAさんとは別行動。

…発表まで1時間程あったので、場内を見て回る。ベイ展示(12/27発売予定ベイ、開発中ベイ)を見たり、いつもYouTubeで観ているマスターブレーダー&開発チームのみなさんに記念撮影をお願いしたり。。。

…そして、抽選結果発表。私のグループで、当日抽選枠は16。スタッフが、何やらスマホアプリで弾き出したらしい当選番号をホワイトボードに書き出していく。その16個の数字の中に、私の「5」は、、、

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無かった。。。

…心の整理がつかず、その場から動けない私。

…耳と目に飛び込んできた、アナウンスが、微かな希望になった。「定刻までに当選者が受付に現れなかった場合、その分の残り枠を、その場に残っている落選者から再抽選」の意。

…「どうせ当たりやしない。。。当選者が現れない、なんてことは起こりやしないし、万が一そうなっても、俺の数字が選ばれることはない。。。」とは思いつつも、定刻まで15分程度だったので、それで諦めがつくなら、と、その場で待機。

…次々に◯(マル)」=当選者受付完了を示す記号が、書き込まれていく。。。

…が、

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…定刻まで残り5分弱、マルのつかない数字が4つ

…残り3分、2分、1分。。。どうか、もう誰も来ないでくれッ…‼︎

定刻。アナウンス「定刻までに当選者が受付に現れなかったため、残り3枠(?。マルの付いてない数字は4つあるが?理由は最後まで不明)で再抽選を行います」。

…再抽選の受付に続々と並ぶ落選者達(私を含む)。。。こんなにいるのか、やはり無理だろうな。。。

…再抽選は、BOXから番号札を1枚ずつ取り出していく方法。

1枚目、、、5じゃない。。。嬉しそうに早足で受付に駆け込む1人目の当選者を、恨めしく思った。。。

2枚目、、、「6」‼︎…終わった、と思った。次の最後の枠に、連番(5)が出る確率など、無いに等しい、と感覚的に思った(実際の確率は、5だろうが、他の数字だろうが、同一。でも、この感覚、共感いただける人は多いはず)。。。

…そして最後の3枚目、、、スタッフが引いた札を確認、我々にはまだ見えない、速やかに番号が書かれた側をこちらに向けるスタッフ、同時にアナウンス、、、

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5番の方‼︎…ッ奇跡ッ‼︎…が起きたッ‼︎

…「ハイッ」と大きな声で返事、はしなかったものの、「バッ」と手を挙げ、スタッフに存在をアピールしつつ、慌てて荷物をまとめ、受付を済ます。参戦者のみが着けることを許される、リストバンド

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…こうして、私は「落選者」→「同伴者」→「参加者」になりました。全ての始まり、Aさん、ありがとうございました!(当選後、速やかにお礼のDMを実施)

 

◼️試合〜結果まで

…自分の試合順を待つ間に、急いで相棒ベイを選択する。。。

これに決めた!

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ドランソード(赤)3-60(赤)F(赤)。ドランソードデフォの、レッドVer.。…現環境において、相手が使ってくる可能性が最も高い、そして自分が使うにも最も無難なのは、ヘルズサイズB。…私は捻くれているので、環境ベイを使うのではなく、環境ベイをドランの攻撃力で弾き飛ばして勝ちたい。勝率より、自分の望む勝ち方を優先した。

…が。…迷っていた。…せっかく奇跡的に手にしたチャンスFビット自滅(エクストリーム、オーバー)してしまうかもしれない、それでいいのか、その負け方に後悔はないか、と。。。

…私は、ビットを交換した。

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ドランソード(赤)3-60(赤)B(黒)。自滅リスクを下げ、かつボール軸で適度に動き回ることでアタック力も担保、相手に当たれば、ドランソードがどんな相手も弾き飛ばしてくれる。脳内ではベストなカスタマイズに思えた。。。

いよいよ私の試合順が来た。私のリストバンド番号は、「009」。対戦相手は、「008」。互いに再抽選組同士。女子大生くらい(会話はしていないので主観判断)の若いオシャレな女性。。。

…ジャッジから試合ルールの説明があり、続いて互いの使用ベイを見せ合う。…女子大生(仮)が出したベイは、、、

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ドランソード(黒)、4-60(黒)、F(黒)。…私は動揺した。…それは、色とラチェットこそ違えど、私がさっき、極限まで迷った末、捨てたカスタマイズではないか。。。Fビットだと…?この女人、この大一番で自滅が恐くないのか…?

…私の動揺などお構いなしに、試合に向けて手続きは進んでいく。ジャッジによる、ベイ&ランチャーのレギュレーションチェック。それはとても、とても長い時間に思えた(実際に、ジャッジは時間をかけて丁寧に不正がないか確認していく)。。。

…チェックが終わると、いよいよ試合が始まる

…試合はワンベイによる4pt先取制

1戦目Ready set,3,2,1,go shoot!…放たれる2つのドランソード。赤ドランがスタジアムを悠然と旋回し…始めたところに、黒ドランがエクストリームラインからの強烈なアタックオーバーゾーンに弾き飛ばされる赤ドラン。…が、まだ回転力は失われていない。オーバーゾーンにいながらも、スタジアムと接地しながら回転する、凄まじい音を立てる赤ドラン。…戻ってこいッ、私の思いにベイが応えてくれたか、は定かではないが、反動で再びフィールドに戻ってくる赤ドラン。…が、オーバーゾーンで激しく消耗した回転力は、フィールドに戻ってまもなく失われ、赤ドランは停止した。スピンフィニッシュで、女子大生(仮)に1pt。現在のスコア、0:1

2戦目。またも放たれる2つのドランソード。今度こそ、悠然とスタジアムを旋回する赤ドラン黒ドランのエクストリームラインからのアタックは、旋回する赤ドランに間髪の差で当たることなく、空を切るばかり。そうなるとやはり赤ドランのBビットに対し、黒ドランのFビットは分が悪い。やがて回転力を消耗し切った黒ドランは、停止した。スピンフィニッシュで、私に1pt。現在のスコア、1:1

3戦目。スタジアムを旋回する赤ドランに、またも黒ドランがエクストリームラインからの強烈なアタック‼︎赤ドランはオーバー・エクストリームゾーンに弾き飛ばされることをこそ耐えたものの、強烈なアタックにより、回転力を大きく削ぎ落とされていた。まもなく赤ドランは停止。スピンフィニッシュで、女子大生(仮)に1pt。現在のスコア、1:2

4戦目。旋回する赤ドランに、黒ドランがまたしてもエクストリームラインから強烈な一撃‼︎赤ドランは吹き飛…んだかと思いきや、違った。真っ二つに弾け飛んでいたバーストフィニッシュで、女子大生(仮)に2pt。スコアは、1:4。…女子大生(仮)の勝利、そして私の敗北が決定した。。。

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◼️激闘(抽選含む)を終えて

…試合に負けはしたものの、そもそも参戦できないはずのところを、我ながら劇的な抽選(再抽選の最後に当選)だったり、試合展開も一進一退からの爽快な決着(バースト大好きなので、負けても気持ちよかった)だったり、非常に楽しかった

…思い返せば、会場入りしてからは、私にしては珍しく、日頃の悩みからも解放されていた(どこかに行っていた)ようだ。それほどに楽しい時間を過ごすことができた。嬉しいことだ。

…試合に関して、唯一悔やまれるとすれば、それも今となってはいい思い出なのだが、直前でビットを変えた(F→B)こと「自滅で負けるのは嫌だ」とは、負けることを前提として、後悔のないように、という、敗者の発想。相手の女子大生(仮)のベイが、ほぼ私が直前に捨てたカスタマイズだったことで、より顕著に感じられた。実に私らしい発想HUNTER×HUNTERで、レオリオに向けて誰か(キルアかクラピカ)が評した、「(ギャンブルにおいて)負けることを前提に最低限のメリットを得よう、と思考するやつは、絶対に勝てない」(意訳)とは、まさにこの試合における私のことだった。おもろ。

 

◼️終わりに

本来、落選・落胆していた私に、この貴重な体験をさせてくださった方々(「同伴者」の発想をくださったXのRさん、実際に同伴者の希望を叶えてくださったXのAさん当日抽選の最初でも落選・落胆した私再抽選の希望と励ましをLINEでくれた、等々)、本当にありがとうございました‼︎おかげさまで、とても楽しかったです😊