ベイブレードを愛しています、妻の次に

ベイブレードバーストの記事、読みたいけど探してみると意外と少ないようなので、自分で書くことにした。

レガリアジェネシス.Hy

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~はじめに~

この記事を含む、本ブログの文章構成等について、了承いただきたい事項があります。

下記記事内、「~はじめに~」の記載を予めご了承の上、この記事をお読みいただけますと幸いです。

https://omochadaisuki.hateblo.jp/entry/2019/12/28/141016

 

以下、本題。

 

もはや毎年恒例となった、クリスマス商戦に向けた高価格帯セット商品の2019年版、「GT改造(ガチンコカスタマイズ)セット」に収録された、GTシリーズ2大ラスボスベイのひとつ。ベイブレードバースト」なのにバーストしない、「無限ロック」機構搭載。だけでなく、モーター内蔵電動ドライバー」も搭載という、巨大なインパク2つも引っ提げて登場。発売前から大きな話題と期待を集めていたベイ(公式=タカラトミーモールWebサイトにて、掲載初期は写真が伏せられていたが、付属物の「LRボタン電池3個使用」や、「レイヤー・ディスク・ドライバーの数が合わない」ことから「ついに電動ドライバーが来る!しかも初のディスク一体型ドライバーで!」と誰もが予想し、期待を膨らませる、情報の小出しの仕方がうまい。ニクい)。

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■パーツ構成

レイヤー:レガリジェネシスf:id:SaToMaRu:20200204072800j:image

無限ロック」機構搭載のディフェンスタイプのレイヤー。そのせいか、GTレイヤーシリーズの中では異例の、これ以上分解できない構造になっている(アニメ劇中にて、「チップ・ウエイト・ベース一体型のGTレイヤー」と表現されていたと思うが、それはもはや超Zレイヤーではないのか、とは誰もが思っている筈)。ちなみに、シールは一枚もなく、全て塗装。美しい。。。

無限ロックの仕組みについて。

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レイヤー裏面。写真中央のロック部分が、ドライバーを保持したままフリー回転する構造になっている。それによって、レイヤーは、条件(後述)が整わない限り延々と回り続けるだけで、バーストに至らない。ちなみに、同じ無限ロックでも、プライムアポカリプスはレイヤーの回転にクリックが入っている(カチッ、カチッと止まる箇所がある)のに対し、レガリジェネシスはクリック無し(手動でレイヤーを回すと、ヌルッと動く感触)。

無限ロックが解除される条件について。

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写真中央の突起部分が独立したパーツになっており、これが押し込まれた状態になると、フリー回転ロックパーツの回転が固定される。その状態でレイヤーにダメージを加えると、バーストされる。ただし、この突起が押し込めるのは、

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レイヤー中央部分が赤い状態のときだけ。

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ここが赤くないとき、突起パーツは押し込めない構造になっているため、無限ロック状態になる。なお、赤くなるタイミングは、レイヤーが1回転する間に2回ある。

まとめると、無限ロックレイヤーをバーストさせる条件は、

①レイヤー中央部のマークを赤にさせる(まで攻撃を加える)

②「無限ロック解除スイッチ(突起パーツ)」に攻撃を加える

この2つの条件が整ったとき、無限ロック状態が解除され、バーストされる。が、当然、狙ってできることではない。攻略法(あくまでバーストフィニッシュにこだわるなら)としては、とにかく相手と接触する回数を増やすように、ドライバーとシュート方法を選択することかと。

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重さは、26g台中盤。

 

ドライバー:Hy(ハイブリッド)

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モーター内蔵電動ドライバー。内部には、モーターの他に、電池(ボタン電池)、IC、加速度センサー等が入っており、そのスペースを確保するためか、ディスク一体型ドライバーベイブレードバースト初)。

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軸先の形状は、細めではあるがディフェンスタイプらしいボール形状。この軸がモーターによって(ベイ全体の回転から)独立して回転することで、独特の動き(後述)をする。

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軸の側に電源スイッチがある。ちなみに、OFFでシュートして遠心力でスイッチがONになる、というようなことはなかった

動きについて。

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モーター発動中(発動時間については後述)は、スタジアム外周のフチに沿って、延々と外周を周回し続ける(ボール形状軸なのに)。このときスピードは、アタックタイプのドライバー(ボルカニック、覚醒ヴァリアブル、等)ほどではなく、ややゆっくりとしたスピードで周回する。GTシリーズ初期頃に動画が出回り話題になった、「覚醒Vl'」に似た動きともいえる。

モーターの発動時間は、シュートの強さによって3パターンのいずれかに決まる。以下、実際に計測した結果。なお、結果の見方は、

[開始タイミング:シュート後●秒経過したとき]~[終了タイミング:同●秒経過]→発動していた時間。

 

◯強シュート…3秒~40秒(約37秒間)
◯中シュート…3秒~24秒(約21秒間)
◯弱シュート…12秒~18秒(約6秒間)

 

なお、シュートの強さは、具体的な数値等で定義したものではなく、感覚に基づく。結果として発動時間が明確に異なることから、帰納法的に後付けで定義した(「これは、強シュートだったんだな」と)。

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ロック部分の側に、軸の回転方向切り替えスイッチがあり、これによって左右どちらの回転でも、電動の恩恵を受けられる。ちなみに、敢えてレイヤーの回転方向と逆回転にもできる(メリットがあるかは疑問だが)。

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重さは、38g台後半。これが重いのか軽いのかと言うと、

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おそらく最重量級の組み合わせであろう、00W.Ω(ダブルオーウォールオクタ)には及ばないけれど、

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0.Ω(ゼロオクタ)よりは少し重いくらい。

 

■回っているところ

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写真では、動き回らず写真が取れるよう、ガリジェネシス.0.Brの組み合わせで回している。本来の組み合わせ(Hyドライバー)では、緑色のLEDがモーター発動中は点灯、非発動時間は点滅しているのが見える(とてもキレイ)。余談だが、バーストされない無限ロックとベアリングドライバーの相性は、ガリジェネシスに限っては思ったほど良くはない。理由は後述。

 

■使ってみて感じたこと

◯電動ドライバー最高

これはもうそのまま。が現実になった、って感じ(個人的には、ガラケーから初めてスマホに触れたのと同じくらいの衝撃を受けた)。強さに関しては、どちらかといえば強い(スピンフィニッシュ)くらいの印象だが、電動ギミックがとにかく楽しい。バトルするだけでなく、単体で回して眺めるのも楽しいし、回さずとも電源ONにしたときの起動動作で軸が「キュイーン、キュイーン」と回る音が聞きたくて、意味もなく電源ON/OFFを繰り返してしまう

 

◯けっこうバーストされる

無限ロック機構と銘打たれているわりに、わりと普通にバーストされる印象。しかも無限ロック解除の条件が整ってのことではなく、レイヤー中央のマークが赤くなっていないのにバーストが起こる。個体差の可能性はあるとしても(検証のためにもう1個、とはいかない。高額セット商品だから)、そうでなければ、おそらくレイヤーのフリー回転にクリック(プライムアポカリプスのような)がないことが要因と思われる。クリックがないため(相手にダメージを与えるためには、ある程度踏みとどまる必要があることから)、レイヤーのフリー回転を、敢えてロック部分と摩擦が強めになるように調整されている印象。それによって、レイヤーの独立突起パーツが押し込まれなくても、レイヤーとロック部分の摩擦によってロック部分が固定され、バーストが起こっているものと思われる。個体差でなく、仕様だとすれば、謳い文句どおりの仕様でないのは残念

 

■総じて

無限ロックの仕上がり(あくまでレガリジェネシスの話。プライムアポカリプスは、別途記事を書く予定だが全然バーストしない)には多少疑問があるものの、新しいギミックと電動ドライバーという2つの革新的な要素には、実際に触れてみるとやはりワクワクさせられる。また、見た目については、レイヤーにシールが無く全て塗装で表現されていたのは、元のデザインをさらに美しく際立たせており、愛せる。総合的にみると、完全無欠ではないが、とても愛せるベイ。

 

以上、レガリジェネシス.Hyでした。